1. 最初にこれだけ伝えたい!改善の要約(Before / After)
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【Before】:介護や仕事のストレスに加え、コロナ感染を機に胃腸が一気に悪化。「食後のムカつき」「げっぷ」「お腹の膨満感」が強く、複数の病院に通うも全く変わらず、食べることが怖くなっていた。
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【After】:通院から約2ヶ月(8回目)で旅行に行けるようになり、約6ヶ月(30回目)で症状はほぼ気にならないレベルへ。現在は美味しく食事ができるようになり、メンテナンスとして元気に通院中。
2. 患者様プロフィールとお悩み
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年代・性別:50代・女性
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主な症状:食後のムカつき、げっぷ、お腹の膨満感(食べられない状態)、慢性的な疲労感
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お悩みとご希望:
「昨年の秋頃から胃の調子が悪かったのですが、今年2月にコロナにかかってから一気に悪化してしまいました。お腹が張ってまともに食べることもできません。いくつかの病院を回りましたが症状は変わらず、薬を飲んでも変化がなくて本当に困っています…。」
3. 初診時の問診と中医学的見立て
輝鍼灸院では、初診の3時間枠のうち、最初の1時間弱を丁寧な対話に充てています。お薬の履歴だけでなく、患者様が日々どんな環境で戦っているのか、その「歴史」を紐解きました。
約1時間弱の対話から見えた背景
お話を伺うと、親御様の介護や、お仕事での重いプレッシャーを長期間にわたって一人で抱え込んでいらっしゃいました。胃腸が弱いというベースに加え、過度なストレス、そして「コロナ感染」という心身への大きなダメージが引き金となり、限界を迎えて当院へ来院されました。
中医学的見立て(証)
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診断(証):肝胃不和(かんいふわ)、脾胃湿熱(ひいしつねつ)、腎虚(じんきょ)
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見立ての論理:
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肝胃不和(根本原因):介護や仕事のプレッシャーにより、自律神経を司る「肝」が異常に緊張。その高ぶりが胃を攻撃(犯胃)し、本来は下へ降りるべき胃のエネルギーが上へ逆流して「げっぷ」や「ムカつき」を起こしていました。
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脾胃湿熱(現在の強い症状):長引く不調で胃腸の消化力が落ちた結果、お腹の中にドロドロとした熱い水分(湿熱)が停滞。これが「パンパンに張って食べられない」という膨満感の正体です。
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腎虚・熱邪の余波:コロナ感染(熱邪)によって体力が消耗し、生命力の土台である「腎」の弱さも重なって、自力で回復できない状態に陥っていました。
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4. 施術内容と経過:核となる「左膈兪」への調律
至高の1本鍼:選穴の理由
【左膈兪(ひだり かくゆ)】に「瀉法(しゃほう:滞りを散らす技法)」を施す。
※機能性ディスペプシアのすべての方に必ずこのツボに反応が出るわけではありません。同業者(鍼灸師)の方はご注意ください。
今回のケースでは、胃腸の汚れを落とすことと、精神的なストレスを一気に緩めることの「両方を同時に叶える一手」が必要でした。私はお身体の反応から、背中にある『左膈兪』がそのすべての渋滞を解消する特効穴であると確信しました。お腹や胸の過敏な場所には一切触れず、背中の1点に優しく鍼を打ち、ピンと張り詰めた気の滞りを散らしていきました。
心地よい改善への経過(当初は週2回のペース)
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4回目(約2週間後): 「少し胃が楽になってきた気がします」と効果を実感され始める。ただし、まだ胃腸の力が戻りきっていないため、つい食べすぎてしまった後は一時的に症状がぶり返す波を経験。
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8回目(約1ヶ月半後): 体調が安定し、念願だった旅行に行くことができた。帰宅後に少し疲れから症状が出たものの、以前のような絶望的な悪化はしなくなる。この頃から通院ペースを週1回へ。
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18回目(約3ヶ月半後): 食後のムカつきや膨満感が、初診時の「半分くらい」にまで軽減。ゲップの回数も目に見えて減り、笑顔が増えてくる。
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30回目(約6ヶ月後): 「もう食後の不快感はほぼ気になりません!」というレベルまで劇的に改善。当初の辛い主訴はほぼクリアされました。
※現在は、もともと胃腸がデリケートな体質であることのケアと、他の細かな不調の根本改善(腎虚のケアなど)を目指し、お身体全体の良好なバランスをキープするためのメンテナンス通院を心地よく継続されています。
5. 院長からの総評
今回の機能性ディスペプシア(FD)は、現代医療の検査では「異常なし」と言われやすく、患者様が「気のせいなのか」と自分を責めてしまいがちな疾患です。
しかし中医学の目で診れば、「介護と仕事のストレス」が自律神経を狂わせ、「コロナ」がトドメを刺して胃腸の働きをフリーズさせていたという、明確な原因が浮かび上がります。
あちこちに何本も鍼を刺すのではなく、ストレス緩和と胃腸改善を同時に行う『左膈兪』の1点に狙いを定めて調律したからこそ、身体が余計な緊張を起こさず、約6ヶ月という期間で「美味しく食べられる幸せ」を取り戻すことができました。
薬を飲み続けても変化が出ない時は、身体の『巡りの交通渋滞』を疑ってみてください。あなたのお身体に眠る自然治癒力は、適切な一手で必ず目を覚まします。
院長からのメッセージ
当院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。院長の原元氣です。
「病院や整体、様々な場所を回っても、この不調は変わらないのだろうか……」 そんな出口の見えない不安を抱えながら、藁をも掴む思いでこのページに辿り着かれたことと思います。「東洋医学なら、この身体の根源に届くかもしれない」——その小さな、しかし切実な希望を、私は決して裏切りたくありません。
残念ながら、世の中の鍼灸院の多くは、対症療法としての刺激に留まり、東洋医学の本質を追求している場所は限られています。だからこそ、私は2008年の開院以来、ただ一つ「東洋医学に基づき、病を根本から治すための鍼灸」だけを追求し続けてきました。
多くの治療を試され、それでもなお苦しんでいる方へ。どうか、諦めないでください。あなたの身体が持つ「本来の調和」を取り戻すために、東洋医学には数千年の知恵があります。私はその智慧を携え、あなたの回復を最後の一瞬まで支え抜く「最後の砦」であり続けたいと決意しています。
一度、あなたの身体が語る声を、私に聞かせていただけませんか。
初診料
初回 12,000円(税込)
※2回目以降~ 6,000円(税込)
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