顔面神経麻痺の症例|神戸市東灘区 輝鍼灸院

つい最近、顔面神経麻痺の患者さんを治療させていただく機会があり、良好な経過をたどりましたので簡単に解説しながら報告させていただきます。

顔面神経麻痺は中医学では「面癱(めんたん)」「口眼歪斜」と呼ばれます。

原因としては以下の4つがあげられます。

1.風邪

2.ストレス

3.身体の弱り

4.上記3つの複合型

今回ご紹介させていただく症例の場合は、2.ストレスと、3.身体の弱りの複合型でした。

 

患者 30代 女性

発症までの経過

・20代から人間関係のストレスがあると疲れやすさを自覚するようになる。

・この頃からストレスや疲労がたまるとまぶたがピクピクと痙攣するようになる。

・30代から生理痛が悪化。ストレスの影響と自覚。

・仕事の影響で運動不足になる。

・ストレスによる過食が悪化。

・今年1月に複数のストレスが重なり、1月中旬に突然主訴(顔面神経麻痺)を発症。

 

治療経過

1月末から当院で治療を開始。

身体が弱っているところに精神的ストレスを受け、身体の右上に気が停滞することによって起こった顔面神経麻痺と診たて、百会右という頭のツボに鍼を1本のみうちました。

患者さんの都合で2月中旬までしか治療を継続できない事情があり、また発症して間もなく短期間で治すことができるチャンスでもあるので、なるべく詰めて通っていただくようにお伝えしました。

患者さんも協力的で、ほぼ毎日のように通って下さり、わずか9回の治療で鼻に少し違和感が残るものの、その他ほぼすべての症状を改善に導くことができました。

これまでの治療はすべて頭に1本の鍼を刺すだけというものです。

すべての顔面神経麻痺に対して、この治療を行うわけではありません。

原因や患者さんの体質によって、使うツボは変わってきます。

また、当院の場合は患部に鍼を刺すことがありません。

まとめ

基本的に高齢の方や、発症して時間が経過しすぎたものは治しにくい傾向があるのですが、今回の患者さんは発症して1ヵ月以内にお越しいただいたことや、30代と比較的若い方であったことも、短期間で良好な結果を得られた要因と思われます。

経過の長い場合や、ご高齢の場合はここまで短期間で結果を出すことは難しいのが一般的です。

発症して悩まれている方は、なるべく早い段階でご連絡いただくことにより、改善させる可能性が高まります。

輝鍼灸院