【重要】やはりスマホの使い過ぎは要注意!

【重要】やはりスマホの使い過ぎは要注意!

スマホ 鍼灸

年始から顔面部から頭部にかけての帯状疱疹で辛い思いをされていた患者さん。

かなりの激痛と急性疾患であることから、本来であれば集中して治療すべきなのですが、働き盛りで仕事を休むわけにもいかず、病院で強い痛み止めを大量に処方してもらいつつ、週に1回の鍼治療を継続していました。

かなりの重症であったため、治りも悪かったのですが、2~3日前から急激に症状が軽減したとのこと。

「何か良くなった要因は思い当たりますか?」とお聞きすると、

「その頃からスマホを使うことをやめたんです。通勤に往復で2~3時間かかるのですが、これまではその間もずっとスマホを見て、帰宅後も寝る寸前までスマホを見たり、何らかの音を耳に入れていました。仕事もPCを長時間使っているので、一日中何らかの方法で目と耳から脳に情報を送っていた状態でしたが、仕事のPC作業以外にスマホで情報を入れるのをやめました。そこから症状が軽減したように思います。」

と教えて下さいました。

この方は以前から肩こりや頭痛、目の疲れなどを訴えておられたので、「スマホの見過ぎはあまりよくありませんよ」とお伝えしていたのですが、今回大きな病にかかられることで自ら学び、スマホから離れることを選択されたのでした。

やはり養生は大事です。

この話を聞いて、やはり大事な養生は患者さんにしっかりとお伝えすることの重要性を学びました。

どれだけ良い治療をしても、普段の養生が間違っていては治るものも治りません。

肩こり、頭痛、不眠、胃痛、吐き気etc、特に身体の上部に関する病や症状でお悩みの方は、まずはスマホの使い過ぎに注意しましょう。

目と耳から脳に情報を送り込み過ぎて、脳が容量オーバーになっているがために、症状が発症していたり、治りにくくなっている可能性があります。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

輝鍼灸院