気の流れと川の流れ
伝統的な鍼灸では、身体の中に経絡(けいらく)と呼ばれる目に見えない川のようなものが流れていると考えています。
清流
川の流れが滞りなく流れているときは、川もきれいですし、そこに棲む生きものたちも生き生きと過ごすことができます。
たとえ何か不要なものがあったとしても、流れがあればきれいに洗い流してくれます。
どぶ川
しかし、川の流れが悪くなるとゴミも増え、水質も悪化し、そこには生き物も生き生きと生息することができなくなります。
不要なものがあったとしても、流れが悪いので洗い流してくれることもありません。
きれいに洗い流す
つまり、その経絡と呼ばれる川の流れをよくすると、身体の中から不要なゴミを洗い流すことができ、様々な病や症状を治したり、または予防することにつながると考えているわけです。
まとめ
しかしながら、ただその場の流れだけをよくすればいいのではありません。
流れの悪いところだけを相手にしていても、一時的にはよくなっても、また流れが悪くなります。
その場しのぎのマッサージや、局所への鍼なども同じです。
私の治療は、なぜ川の流れが悪くなっているのかを分析し、流れを悪くしている大元の原因に対して治療しています。
ですから、主訴の部分とはまったく関係のないように思える場所に鍼をしても、症状が消えていくのです。
常に経絡の流れをよくし、気の流れを調えておけば、現在の病や症状を治すだけでなく、今後も健康に生きていくことができます。
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輝鍼灸院でございます。