関節リウマチ

【解説】関節リウマチは鍼灸で治そう

関節リウマチの原因

東洋医学的に考える関節リウマチの原因は以下の通りです。

1.精神的なストレス

2.疲労

3.風邪

4.身体の弱り

これらが複合的に絡み合って発症するのが関節リウマチです。

関節リウマチ発症のメカニズム① 

精神的ストレス・疲労

大まかな流れとしては、まず精神的なストレスや疲労により、身体をめぐる気の流れが悪くなります。

気の流れが悪くなると、それらが熱化し邪熱となり、関節に溜まると炎症を起こします。

これが関節リウマチの始まりです。

関節リウマチ発症のメカニズム② 

風邪

また、気の流れが悪くなると、外部からの攻撃にも弱くなります。

つまり風邪をひきやすくなります。

風邪をひくと、体内に湿気や冷えなどの邪気が入り込みます。

それらの邪気が長期間体内に留まると、邪熱という邪気となります。

これも関節の炎症につながります。

ですからリウマチの初期は、関節に熱をもつことが多いのです。

関節リウマチ慢性化の理由

慢性化の理由① 瘀血・湿熱

気の流れが悪くなると、体内の血の流れ、水の流れも悪くなります。

血の流れが悪くなると瘀血(おけつ)という邪気が、

水の流れが悪くなると湿熱(しつねつ)という邪気が発生します。

これらの邪気が発生すると、容易に排出することができません。

特に関節に入り込むと、取り除くことが非常に困難となります。

これらの邪気の存在が認められた時は、取り除くための治療が必要となります。

慢性化の理由② 正気の弱り

病が慢性化すると、気の量が少なくなります。

病に対して闘う力、抵抗する力が不足してくるのです。

これを正気の弱りといいます。

こうなってくると、身体自体が病に抗えなくなってくるので、慢性化し治しにくくなります。

こうなると、邪気を取り除くだけでなく、正気を補う治療も必要となってきます。

まとめ

希望をもつこと

ここまで東洋医学的な観点で関節リウマチについて解説してきました。

一般的に関節リウマチは治らないもの。

薬で症状を緩和したり、進行を遅らせることしかできないものと思われています。

しかし、これまで説明してきたように、東洋医学的な観点で治療を行えば、効果をあげることは可能です。

現実的なことをいえば、関節が大きく変形したものを元に戻すことは難しいです。

しかし、関節リウマチで皆さんがお悩みなのは、痛みによる苦しみです。

薬を使っても痛みが取れなかったものが、薬を使わなくても痛みが消失し、喜んでくださる患者さんがたくさんおられます。

常に痛みの伴う人生は辛いものです。

「関節リウマチは、よくならないもの。」

そう決めつけるのはやめて、希望をもって病を克服してみましょう。

痛みのない人生を取り戻しましょう。

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