先日、土曜日を休診とさせていただき、第53回日本伝統鍼灸学会 東京大会2025に参加してきました。
今回は藤本漢祥院の直系の兄弟子でもある、油谷真空副代表の実技供覧があり、座長としてサポートさせていただきました。
北辰会方式では、なぜ置鍼を基本とするのか?
その根底には、「一人の名人だけではいけない。北辰会は医学としての普遍性を目指しており、治療効果の定量化、再現性を求めている」がゆえに、あまり手技を扱わない置鍼法を採用している理由を、様々な根拠をもとに熱く語っていただきました。
一つの発表に対し、最後の最後まで推敲を重ね、少しでも伝わるようにと努力し続ける姿に感銘を受けました。
伝統鍼灸学会には日本に存在する様々な伝統系の流派が在籍しており、北辰会の発表だけでなく、それぞれの流派の発表があり、とても学ぶことも多く刺激を受けました。
中国には中医学、韓国には韓医学というまとまった医学がありますが、日本には多種多様な流派があり、ある意味ではまとまりがありません。
しかし、このような多様性があるのも、ある意味日本らしく、それぞれがお互いを認め合い、刺激をしあうのも面白い世界観のようにも思えます。
今後は他の流派とも積極的に交流し、刺激を受けながら自身の成長に繋げていけたらと決意を新たにしました。
お電話ありがとうございます、
輝鍼灸院でございます。