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院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

調えると整える。

整体の場合は「整える」と書きますが、鍼灸の場合は「調気」といって「調える」という字を使います。

「整える」の場合、整理・整頓・整列など、「目に見えるもの」を整えるという意味があります。

「調える」の場合、調子・調整・調律など、「目に見えないもの」を調えるという意味になります。

整体の場合は骨格や筋肉など、「目に見えるもの」を整えていますが、鍼灸の場合「氣」というまさしく「目に見えないもの」を調えているわけです。

鍼を受けると心と身体がほぐれてゆったりとした気持ちになり、眠ってしまわれることもあると思います。

これは気を「調える」ことにより、「和らいでいる」わけです。つまり「調和」です。

身体における「気の歪み」を調えると、心と身体が本来あるべき姿に戻り、安心して和らぐのです。

気の歪み 鍼灸

人は様々な要因により、様々な気の歪みを抱えながら生きています。

気が滞り、気が偏り、気が不足し、そういった気の歪みがを引き起こします。

気の歪みの原因は、精神的な要因・運動不足・飲食の不摂生・外傷など様々ありますが、私はほとんどの病の原因は心にあると考えています。

あまりに疲労してしまうと、自分で自分の心をコントロールできなくなります。

そういった時に、鍼で気の歪みを調え、気を通じさせて気の巡りをよくすれば、心と身体が本来あるべき姿に戻ります。

疲れすぎて心をコントロールできなくなっている時は、相当身体が疲れている証拠です。

早めによい鍼を受けて、気を調えておきましょう。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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