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院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

【養生】梅雨の養生

梅雨 鍼灸

例年より早めの梅雨がやってきました。

梅雨時期の養生、日々の過ごし方をお伝えします。

鍼だけでなく、ご自身の養生で身体を守りましょう。 

1.湿邪を避け、胃腸を守る。

梅雨 食べすぎ

当然ですが、梅雨時期は湿度が高まります。

身体の中でもっとも湿邪(湿気)の影響を受けるのは脾胃(胃腸)です。

湿邪の影響を受けて胃腸が弱ると、食欲不振・下痢・倦怠感などの症状が強く現れます。

この時期はなるべく水分の摂取量を控え、特に冷たい飲み物は避けましょう。

食べ過ぎや、油濃い食べ物も要注意です。

「脾(胃)は肌肉・四肢を主る」といいますが、軽いお散歩などで身体を動かせば、胃腸の動きもよくなります。

2.夜間の冷えに注意。

湿邪は寒邪(冷え)も暑邪・熱邪(暑さ)も、どちらも助長する性質があります。

暑さも寒さも、湿気が混じると強く感じやすくなるのです。

既に今も日中は気温の上昇に湿気を伴うので、蒸し暑く感じますよね。

逆に夜間は気温が下がり、薄着で寝ていると朝方は寒く感じます。

これらも梅雨の湿気が影響を及ぼして起こる現象です。

本格的な夏になるまでは、夜間の冷えを避けるため、薄手の長袖・長ズボンで寝ることをお勧めします。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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