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院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

【養生】春特有の病が増加中

春 鍼灸

立春が過ぎたころから、春特有の症状でお悩みの患者さんが増えています。

めまい、花粉症、鼻炎症状もそうですが、アトピーなどの皮膚疾患も一時的に悪化する方が多くなります。

春は冬の間に溜め込んでいた疲れが噴き出してくる時期でもあります。

これらの症状は溜め込んでいた疲れが噴き出たがゆえに起こる症状が多いのです。

風邪や胃腸炎も多く、西洋薬である程度治っているのだけれども、何かすっきりせず、咳や胃腸の不調などが残る人も多く見受けます。

それは薬でなんとか症状を抑え込んでいるけれども、治っているわけではない状況なので、早めに鍼に来て根本的に解決しておきましょう。

この時期の養生

鍼灸 健康管理

冬の間にしっかり養生していた方はよいのですが、年末年始にかけて生活習慣が乱れていたり、年度末で仕事が忙しかったりといった下地があるところに春を迎えると一気に体調が悪化します。

この時期は冬の間におとなしくしていた気が動き出します。

その動きに応じて心と身体も動かしていかないと、気が鬱々としてめぐらず、その状況が続くと爆発してしまいます。

ぼちぼち散歩を増やしたり、身体を動かして活動的になっていきましょう。

日中はしっかりと身体を動かし、夜はお風呂で身体を温めて緩め、なるべく早めに布団に入り、たっぷりと睡眠をとって下さい。

疲労感を感じる、肩がこってきた、寝つきが悪くなっている、これらの症状がでている方は、早めに鍼を受けたり、いつもより多めに治療にきておいて下さい。

その方が健康を保て、仕事も勉強も家事もはかどります。

本格的な春を健康に迎えるために、今が大事な時期です。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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