院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

緑内障のいくつかの症例。

緑内障 鍼灸 神戸

現在、当院では緑内障の患者さんを数例治療させていただいています。

皆さん、眼の疲れ・痛み・痒み・乾き、光がまぶしい、飛蚊症、視力低下など様々な症状でお悩みですが、完全にすべての症状が消え去るまでは難しくとも、症状が軽減して喜んでいただけています。

実際に治療している中での手応えとしては、眼圧を一気に下げたり、飛蚊症・視力低下をすぐに改善させることは難しいのですが、目の疲れ・痛み・乾き・見えにくさなどの症状であれば、割と早期に改善させることができているように感じています。

東洋医学的における「肝は目に開竅する」という言葉通り、肝の臓が大きく影響していることは確かでありつつも、その肝を治めるために腎の調整が鍵を握ることが多いことを実感しています。

眼圧を一気に下げるのが難しいといっても、現在診させていただいている患者さんの多くは正常眼圧緑内障の方が多く、その場合は短期間で大きく下げること自体に無理があるのかもしれません。

先日眼圧が24mmHgまで上がっており、手術の検討をされていた患者さんは、1ヵ月間集中して治療することにより、短期間のうちに17mmHgまで下がったという例もありました。

原因としては、PCやスマホの使い過ぎ、見過ぎという物理的な負荷という問題もありますが、その背景には精神的なストレス・疲労・加齢などが関わることが多いです。

病のメカニズムを知ること

病の仕組み 緑内障 鍼灸

緑内障の患者さんにはこのツボが効くという特効穴があるわけではありません。

皆さん、「病の原因」「病理(病の至るまでのメカニズム)」が違うので、使うツボも違ってきます。

実際に現在診させていただいている患者さんも、筋縮・滑肉門・照海と、皆さん使っているツボは様々です。

どこまでいっても、何が原因で、どのような病理で現在の症状が発症しているのかを見極め、最適な一つのツボを見つけだすことが大事なのです。

それと、これもどの病にも共通しますが、何回か治療しただけで治るようなものは、放っておいても治るものです。

根気よく、継続して治療していく必要があります。

緑内障について解説した記事があります。

こちらの記事もぜひ参考になさって下さい。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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