ご予約はこちら

院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

【体験談】主訴:腰痛、眠りが浅い

腰痛、眠りが浅い 体験談

1.当院に来られる前に、どのような症状でお悩みでしたか?

腰痛、眠りが浅い

2.お悩みの症状は、当院の治療を受けられてどのように変わりましたか?

少しずつ改善しております。

寝つきが良くなり、眠りが深くなりました。

腰痛に関しては出たり引っ込んだりですが、自身の疲れのバロメーターにしております。

3.他の鍼灸院で治療を受けられたことがあれば、当院との違いを教えてください。

北辰会方式に出会うまでは、たくさん鍼を刺して電気を通すタイプの治療院ばかりに行ってました。

刺激はあるのにいまいち効かない。

効いたと感じて帰ってもすぐに症状が出てくる。

4.北辰会方式や1本鍼に対する感想をお聞かせください。

北辰会方式が私には合っています。

体の根本から改善されていく感じなので、主訴以外のところも改善されていきました。

院長のコメント

今回も患者さんから貴重な体験談をいただきました。

内容について少し解説させていただきます。

①腰痛に関しては出たり引っ込んだりですが、自身の疲れのバロメーターにしております。

この「自身の疲れのバロメーター」というのが重要なのですが、腰痛と一言に言っても様々です。

急性で激しい腰痛の場合は早く治す必要がありますし、この場合、症状は激しくても治ってしまえばキレイに治ることが多いものです。

しかし、慢性腰痛は少し勝手が違います。

特に「疲労がたまって生じる慢性腰痛」の場合は、1回治して終わりというものではなく、疲労が溜まれば徐々に痛みが出てくるので、定期的に疲労を取り除く治療を行う必要があります。

この場合、慢性的な腰の痛みを取るのではなく、痛みの原因となる疲労を取り除くというところがポイントになります。

痛みのある腰に鍼をするのではなく、疲労を取り除くツボに鍼をするので、腰の痛みだけでなく、疲労感も軽減し、疲労に関わるその他の症状も軽減していきます。

②たくさん鍼を刺して電気を通すタイプの治療院に通っていたが、刺激はあってもいまいち効かない。

個人的な意見になるかもしれませんが、そもそも鍼に電気を通すなんてものは東洋医学とはいえません。

特に鍼灸医学は「気を調える」ことを目的としている医学ですから、鍼に電気を通して筋肉や神経に影響を与えて何とかしようという考えそのものがナンセンスなのです。

たしかに刺激があってマッサージ効果はあり、その場では気持ちよく感じるかもしれませんが、治ることはありません。

そもそも何が原因で、どのような理屈で腰痛が起きているのかを解明もせず、痛みのある部分に電気を通すだけで治るわけがありません。

③体の根本から改善されていく感じなので、主訴以外のところも改善している。

先にも述べた通り、ほんとうの東洋医学では腰痛を起こしてる原因を見極めて鍼をするので、腰痛だけでなくその他の症状も一緒に良くなっていきます。

腰痛という枝葉だけでなく、病の根本に対して治療を行うので、他の枝葉にも良い影響が現れるのです。

腰痛を治していたら、いつのまにか肩こりも良くなり、夜もよく眠れるようになったなどの話は当院ではよくあることです。

原因を見極めるためには、詳しく話をうかがい、脈を診て、舌を診て、全身各所のツボの反応を伺う必要があります。

そもそも脈も診ない、舌も診ない、主訴の状態しか問診しないような鍼灸院は東洋医学を行っていない鍼灸院なので、皆さんも鍼灸院選びには注意をしてくださいね。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

一覧に戻る