調えると整える。
整体の場合は「整える」と書きますが、鍼灸の場合は「調気」といって「調える」という字を使います。
「整える」の場合、整理・整頓・整列など、「目に見えるもの」を整えるという意味があります。
「調える」の場合、調子・調整・調律など、「目に見えないもの」を調えるという意味になります。
整体の場合は骨格や筋肉など、「目に見えるもの」を整えていますが、鍼灸の場合は「氣」というまさしく「目に見えないもの」を調えているわけです。
鍼を受けると心と身体がほぐれてゆったりとした気持ちになり、眠ってしまわれることもあると思います。
これは気を「調える」ことにより、「和らいでいる」わけです。つまり「調和」です。
身体における「気の歪み」を調えると、心と身体が本来あるべき姿に戻り、安心して和らぐのです。
人は様々な要因により、様々な気の歪みを抱えながら生きています。
気が滞り、気が偏り、気が不足し、そういった気の歪みが病を引き起こします。
気の歪みの原因は、精神的な要因・運動不足・飲食の不摂生・外傷など様々ありますが、私はほとんどの病の原因は心にあると考えています。
あまりに疲労してしまうと、自分で自分の心をコントロールできなくなります。
そういった時に、鍼で気の歪みを調え、気を通じさせて気の巡りをよくすれば、心と身体が本来あるべき姿に戻ります。
疲れすぎて心をコントロールできなくなっている時は、相当身体が疲れている証拠です。
早めによい鍼を受けて、気を調えておきましょう。
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輝鍼灸院でございます。