院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

根っこを治せば、枝葉も治る。

初診の時に問診をする際、主訴は何ですか?とお聞きします。

「頭痛です」と、主訴が一つである場合もあるのですが、複数の不定愁訴を抱えている方もおられます。

先日も、不安障害・うつ・頭痛・めまい・生理痛・高血圧と、複数の愁訴で悩まれている患者さんが来られました。

もっとも辛く治したい症状は不安障害だったようなのですが、1回の治療を終えた段階で血圧が下がり、肩こりもよくなったようで、「こんなことってあるんですか?」と驚かれていました。

根っこを正す治療

鍼灸 根本治療

私の治療は、基本的には病の根っこを正す治療です。

複数の症状があったとしても、それらは枝葉に過ぎず、枝葉は根っこに連なるものなので、根っこを治せば当然枝葉も良くなります。

時に枝葉の方を治療しなければならない局面があったり、根っこが一つではなく複数である場合は、別の根っこを治療することもありますが、それは適宜何を相手にすればよいかを判断し、順序良く治療していくのです。

まずは何が根っこであり、どのような経緯で枝葉である症状が現れているのかを見極めることが重要です。

一見枝葉である症状が軽く見えても、実は根っこは根深く大きく歪んでいる場合は、治しにくいこともあります。

難病であっても

難病 鍼灸

枝葉である症状が重く見えても、実は根っこは浅く単純でいる場合は、治しやすいこともあります。

一見簡単そうな肩こりであっても、治すのに時間がかかったり治しにくいこともあれば、難病指定されているような難しい病名であっても、即座に効果が出ることもあるのです。

東洋医学では根っこのことを「本」といい、枝葉のことを「標」といいます。

標本主従を明確にし、順序良く治していくことが求められます。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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