院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

【解説】鼻炎は鍼灸で治そう|神戸 輝鍼灸院

鼻炎 鍼灸

冬から春にかけて、鼻炎でお悩みの患者さんが増えてきます。

花粉症もありますが、慢性的なアレルギー鼻炎の方で、この時期に悪化される方もおられます。

そこで、今回は東洋医学的に鼻炎の解説をさせていただきます。

鼻炎といっても、中医学では鼻水が過剰に出すぎたるものを「鼻流涕(びりゅうてい)」、鼻づまりを「鼻塞(びそく)」といいます。

ここではざっくり、大まかに解説していきます。

1.冷えによる鼻炎(風寒)

冷え 鼻炎 鍼灸

いわゆる風邪をひいたときの鼻炎です。

寒気をともない、時に発熱し、鼻水は無色透明で薄くサラサラとした鼻水であることが特徴です。

2.熱による鼻炎(風熱)

熱 鼻炎 鍼灸

こちらも風邪をひいたときに発症することが多いタイプの鼻炎です。

強い発熱をともない、鼻水は黄色で粘りが強く、鼻の周囲が赤く腫れたり痛みを伴うこともあります。

3.湿気をともなう熱による鼻炎(湿熱)

湿熱 鼻炎 鍼灸

黄色く粘りがあるだけでなく、生臭いにおいをともなう鼻水が大量に出て、ひどい場合は喉の奥に流れていきます。

食べ過ぎなど飲食の不摂生や、普段から飲酒量が多い方によくみられます。

4.乾燥した熱による鼻炎(燥熱)

乾燥 鼻炎 鍼灸

もともと身体に潤いがなくなりかけていたり、秋冬の乾燥しやすい時期に発症しやすい鼻炎です。

黄色く粘りがあり、血液が混じる少量の鼻水であることが特徴です。

鼻やのどが乾燥し、水分を欲します。

5.エネルギー不足による鼻炎(気虚、腎虚)

慢性鼻炎 鍼灸

いわゆる慢性鼻炎で、慢性的に繰り返し発症します。

基本は無色透明で薄い鼻水なのですが、発症して時間が経過すれば白く粘りがでてきたり、熱を持ちはじめれば黄色くなったり、生臭いにおいをともなったり、症状は多様です。

エネルギー不足によるものなので、倦怠感・疲労感をともない、無理をして疲れたり、冷えにより症状が悪化します。

6.副鼻腔炎

副鼻腔炎 蓄能 鍼灸

副鼻腔炎に関しては、また別の機会に詳しく解説したいと考えているのですが、

①風邪をこじらせて経過が長引いてしまった場合、

②強く長期に及ぶ精神的なストレス、

③油濃いものや多量の飲酒などの飲食の不摂生、

これらが複雑に絡み合って発症します。

まとめ

ここまでお伝えした通り、鼻炎といっても様々な種類があります。

これらを正確に弁別し、それぞれに適した治療をする必要があります。

また養生法もそれぞれ違ってきます。

お悩みの方がいれば、ぜひご相談下さい。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

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