ご予約はこちら

院長ブログ 「世界を癒す一本鍼」

【体験談】主訴:アレルギー性鼻炎、動悸、不眠、のぼせ

1.当院に来られる前に、どのような症状でお悩みでしたか?

動悸、のぼせ、不眠、鼻炎、全身の怠さ

2.お悩みの症状は、当院の治療を受けられてどのように変わりましたか?

マシになりました。

特にアレルギー性鼻炎は以前より改善された気がします。

3.他の鍼灸院で治療を受けられたことがあれば、当院との違いを教えてください。

今まで通ったことのある鍼灸院は効果が感じられなかったので、効いている感があってありがたいです。

4.北辰会方式や1本鍼に対する感想をお聞かせください。

もっと刺せば効くのでは?と思わなくもないですが、効果があるので「そういうものか」と納得しています。

院長のコメント

C.Hさん、体験談を書いていただきありがとうございます。

とてもクールな体験談で、逆にリアルでありがたいです笑

この方はかなり専門的な分野で能力を要する職場で働かれていることもあり、日常的に強度なプレッシャーやストレスを受けながら仕事をされています。

このような強い圧力(プレッシャー・ストレス)を受けながら仕事をされている方で、主訴である症状がその強い圧力によって生じているものの場合、当然ながら治療としては難しい状況で進めていくことになります。

このような状況の場合、治療する意味はないのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、そうではありません。

外的な強い圧力(職場や家庭のストレスetc)がかかって症状が生じている場合、その強い圧力を消し去ることはできません。

しかし、外的な圧力を受けている側、つまり患者さんの心と身体を調えて変えていくことはできます。

人の心と身体は、外的な圧力を受け続けてくと防御反応として硬くなってきます。

その反応が身体にはじめに現れるのが多くの場合、肩こりとなります。

心と身体が硬くなると、外的な圧力の衝撃を受け流すことができなくなり、徐々に同じ圧力を受けていたとしても、必要以上に強く衝撃を受けることになります。

疲れている時に、少しうまくいかないことがあるとイラっとしますよね?

あれと同じです。

こういった時には、心と身体を調え、柔らかくしなやかにしてあげればよいのです。

そうすれば、同じような外的な強い圧力(職場や家庭のストレスetc)を受け続けていたとしても、衝撃を受け流すことができるようになり、影響を受けにくい状態に変わっていきます。

この患者さんも、徐々に徐々に、そういった良い状態に変わっていっているところです。

ほんとうの意味での治療とはこういうものです。

すぐに治ってしまうものというのは、ある意味で鍼をしなくても勝手に治ってしまうものが多いのです。

どうしても時間をかけて調整し続けなければならないものもあるのです。

「何か難しい病気が1回の治療で治った!」などの甘い話ばかりでなく、そういったリアルな治療の現実を多くの方に知っていただければと思っています。

筆者プロフィール

原元氣 - Hara Genki -

輝鍼灸院 院長 / (一社) 北辰会 正講師 運営会議議長 / 森ノ宮医療学園 非常勤講師

2004年、北辰会創始者(現会長)である藤本蓮風先生に師事。内弟子生活を経て2008年に独立し、神戸市にて輝鍼灸院を開院。臨床の傍ら北辰会の正講師・運営会議長として会の運営および後進の指導に携わり、北辰会方式の啓蒙活動を行っている。日本では伝統鍼灸の真の価値が認知されておらず、美容鍼灸や現代鍼灸が主流となっている現状を覆すため、ブログや日々の臨床を通じて伝統鍼灸を広める活動をしている。

一覧に戻る